いたぷらコンポスト#41分解して発熱!
4月8日(435日目)
3月末に、
生ごみリサイクルネットワーク・板橋 蓮沼浩子氏が監修されている、
富士見地域コンポストの熟成作業に参加させていただきました。
![](https://itapla.com/wp-content/uploads/2021/04/PXL_20210326_044156910-768x1024.jpg)
熟成作業のため、数日間生ごみ投入はストップしていたので、
ほとんど全て分解されていて、とってもいい土になっています!
その後、いたぷらコンポストを覗いてみたら、
なんだか異臭・・・
富士見地域コンポストの環境に近づくため、チェックしてみました。
「生ごみの大きさ」
細かくカットせず、レモンの皮を絞ったまま1/2個サイズのまま入れたり
キャベツの外葉をほとんどそのまま入れたりしていました・・・
やはり、少し小さめのほうが微生物が分解しやすいと再確認。
「水分量」
このところ、いたんだイチゴやうっすらカビてしまったジャムなどを入れていました。
水気を切ったつもりでしたが、水分量が多かったかもしれません。
「カロリー」
しばらくの間、野菜や果物の皮が多く、油分やたんぱく質が少なかったかもしれません。
人間のエネルギーになるのものは、微生物のエネルギーにもなるのでカロリー不足の可能性があります。
対策として
「生ごみのサイズを小さくする」
調理中、作業のついでにいつもよりちいさめにカットしてしまうことにしました。
あとで、と思うとさらに面倒な作業になっていたと解りました。
「水分量の調節」
毎日、米ぬかを5カップから10カップほど多めに投入しました
分解が進むときに水分が出るので、しばらくの間は虫よけネットをかけ蓋を開けたままにしました。
「カロリーを足してみる」
お肉や魚をコンポストに入れるために残す・・・というのは本末転倒なので、
天ぷらや唐揚げの後の食用廃油を入れてみました。
我が家は油の処理が苦手なのでもともと油使用量は少な目なのですが
揚げ物鍋や、パスタを食べた後の汚れをみかんの皮でぬぐっています。
洗い物も楽になり、汚水も減って、コンポストの微生物も元気になって一石二鳥です!
気にしたとたんにコンポスト庫内が40度を超える日々が続き、
1週間がたったころ、みたことのない状態になっていました。
![](https://itapla.com/wp-content/uploads/2021/04/PXL_20210406_030955545-768x1024.jpg)
ごろごろ土のかたまりがたくさん。
こぶしより大きいかたまりもあります。
そして、異臭が激減している!
シャベルで切り返してもくずれないほど、しっかりかたまっています。
土全体がやや乾いてきて、色がかわっています。
早速、生ごみリサイクルネットワーク板橋代表 蓮沼浩子氏に写真を送り状況を説明したところ、
「急激に熱が上がり、好気性の微生物が頑張って分解し、仲間通しで塊をつくった状況」
「熱と同時に水分も大量に蒸発しているので、様子を見て必要であれば加水し、よく混ぜて」
「塊をほぐすと、ふわふわサクサクの良い土になる」
とご返答いただけて、一安心。
好気性の微生物は酸素を好むので、切り返し空気を含ませるのはとても大切ですが
お休みもあるので、まいにち切り返しを欠かさないのは難しい状況です。
生ごみの処理も、カットをし忘れたり水切りが足りなかったり・・・と不完全なときもありますが
観察して気づいたときに、ちょっと手をかけることで、微生物は頑張ってくれます。
コンポストに失敗はない!と実感しました。