コミュニティコンポスト第五期2025#2「プランター土づくり&ゴーヤ・へちまの植え付け体験」
5月24日
今回の活動は、
・生ごみたい肥と自家製腐葉土でプランター土づくり
・ゴーヤ・へちま植え付け体験 です。
コンポストを始めようとする方から
「ごみを減らすつもりでコンポストをはじめても、多くの自治体が回収してくれない「土」が増えたら困る」
「畑もないし植物を育てる予定がないから、土は要らない…」
コンポストを始めた方からは
「土が増えている気がする…」
「このまま入れ続けたら、容器からあふれそう!」
などなど、コンポストの「土の量」についてお問合せいただくことが多いです。
ですが
コンポストは、生ごみを入れ続けても
微生物が二酸化酸素と水分に分解してくれて、土はほとんど増えません。
土が増えて見えるのは、
地中の生ごみを微生物が分解しきれていないから。
目に見えなくても、繊維質や炭素分まで分解されるのには時間がかかります。
そこで、地中の生ごみ成分をしっかり分解させる「熟成作業」をすると…


2024/1/26の時点でも、ほとんど見た目は「土」になっていたコンポストですが
「熟成作業」を経て、約4か月後にはおよそ4/3の量になっていました。
コミュニティコンポストの熟成作業2025
リサイクルプラザのような小規模コンポストだと温度は50度程度の上昇にとどまり
この時点では、鶏の骨や貝殻・外皮の硬い種はまだ残っている状態で分解しきれておらず
ケース内で芽がでていることもあります!

鶏の手羽元の骨などは、太くて硬いのでなかなか分解しないけれど
しばらくすると手で折れるくらいもろくなり、そのうち分解されて地中になじんでいきます。
リサイクルプラザでは、分けずにそのままたい肥として使っているので
プランターからコロコロ出てきます。
初めて見た子どもたちは、化石!と驚くこともしばしば…びっくりさせてごめんなさい!
気温が高く分解が早まる夏はあまり気にならなくても
温度が下がりやすい冬場はどうしても分解がゆっくりになるので土の量に驚くかもしれません。
「コンポストの土が増えてあふれそう!」になったら
まずは微生物がどんどん働く環境をキープしてみて、
それでも難しい場合は「熟成作業」を試してみてください。
土の量が落ち着くまでは、もうひとつコンポストを用意する必要がありますが、
どんどん土が増えて困ることはなくなるので、ずーっと生ごみを入れ続ける事ができます。
熟成作業のようす2024
困った!という場合はお気軽にリサイクルプラザにお問合せください。
コミュニティコンポストについて
「コンポストを作ろう!」講座について
メンバーになると、自宅で困ったり迷ったりしたときの土レスキューも受け付けしています。
さて!
リサイクルプラザでは資源循環の観点から、
熟成作業を経た土を「コンポストたい肥」として使用しています。
リサイクルプラザで7~8年の間ゴーヤやへちまを育て続けているプランターの古土を使って
古土5に対しコンポストたい肥3:自家製腐葉土2(腐葉土はもっと多くても〇)
をブレンドし、よく混ぜます。
自家製腐葉土を作る様子

1F入口脇のプランターは、全く雨が当たらないのでカサカサです。
太い根っこや大きい幼虫は取り除き、水も加えてよく撹拌し苗を植えました。

自然がいっぱいのリサイクルプラザは、
屋上にもいろんないきものがいます。

参加してくれた男の子たち、遊ぶのに夢中!

屋上には、一緒にねぎを植えました。
コンパニオンプランツといって、ねぎの根粒菌とゴーヤ・へちまの相性がとっても良いそうです。
さまざまな微生物やいきものに助けられて、すくすく育って、たくさん実りますように!
初回講座を受講されたメンバー限定で、一年を通してリサイクルプラザのコンポストを一緒に使い、たい肥にまつわる様々な活動を体験していただく企画です。
活動は年5~6回を予定していて(グリーンカーテンの植付~収穫、自家製腐葉土づくりや交流会)にはメンバーのご家族も一緒に参加できます。
みんなで楽しく、身近な資源循環を体験していきます。
・活動に参加する前に、コンポストの基本を学ぶDVDをご覧いただいて、メンバー登録をお願いします。
・参加ご希望の方は、下記連絡先にご連絡ください。(参加したい活動日の7日前まで受付可)
info-itapla@shopro.co.jp 03-3558-5374
板橋区立リサイクルプラザ「コミュニティコンポスト活動参加希望」宛
活動予定はこちらをご覧ください