いたぷらコンポスト2023#3コミュニティコンポスト第三期「追肥&じゃがいも堀り&腐葉土切り返し」
6月25日
去年と同様、梅雨のさなかの開催にもかかわらず、とても良い天気に恵まれ、
メンバーの皆さんと、5月に植えたゴーヤやヘチマに「追肥」をしました。
ことしは、苗を植えた日が昨年と比べ一か月ほど遅かったので、
半分程度の繁り方です。
追肥は、パワーが必要な
・花がさきはじめるころ
・実がなりはじめるころ に行うことで
成長を促すことができます。
2021年のようすはこちら
根っこを傷めないように、根もとを避けた場所に3~4か所割りばしなどでやさしく穴を空けて
このサイズのプランターだと、1つに1カップ程度を振り入れます。
土の表面に、ぱらぱらと振りかける方法もあります。
その場合、風が強いと飛ばされてしまう恐れがあるので、さらに軽く土をかぶせると安心です。
屋上に移動して、
追肥の前に、収穫!
ゴーヤとヘチマの根元に植えた、ラディッシュとルッコラが美味しそう。
採れたては、葉っぱも柔らかくて美味しく食べることができるので、ごみゼロです。
どんな食べ方ができる?とメンバーの方々で盛り上がりました。
お楽しみのじゃがいも堀りは
葉っぱの枯れ方がちょっと足りないかもと心配でしたが、獲れました!
葉っぱが元気なので、45ℓの袋2つ分になりました。
これも、もちろん腐葉土の材料にします。
収穫したいろんな種類のじゃがいもは、メンバーで分けました。
どんな味だったか、感想を聞くのが楽しみです。
空いた場所には、早速種まき!
メンバーおススメの菊芋とおかわかめ、
やや日陰になるプランターには、ルッコラを植えました。
少し休憩後、本日の大仕事「腐葉土切り返し」作業です。
2023年3月に仕込み、翌日には60度を超えました。
発熱とともに蒸発し水分不足になるので
50%~60%の水分量に保つため、日を置いて3回ほど水を撒いています。
その後緩やかに温度は下がり、今日はほとんど外気とかわりません。
3/25にメンバーと仕込み、4/20に追加した写真が↖左。
2か月後が↗右。20~30㎝ほど、カサが減っています。
木枠を外した断面は、ミルフィーユのようです。
腐葉土の切り返し作業は、
・腐葉土BOXの中で、中心部分と枠に近い部分の分解ムラをなくすこと、
・微生物に酸素と水分を行き渡らせて、分解パワーを活性化させること が目的です。
ミネラル豊富な米ぬかも混ぜ込むことで、より一層微生物が元気に働きます。
まずは、すべて出し、空気を行き渡らせるためによくほぐします。
昨年のゴーヤとヘチマのつるが、まだ分解しきらず残っているのが見えます。
かなりカサカサしているので、水をかけます。
次は、BOXに戻します。
腐葉土を戻し、水をかけ、米ぬかを振り、腐葉土、水、米ぬか…を何度も繰り返す作業。
力仕事はお父さんが中心となり、子どもたちもたくさん手伝ってくれて、
回数を重ねるごとにスピードもあがり、米ぬかのふりかたはもはや上級者!
「まんべんなく」がとっても大切です!
さいごは、しっかり踏みしめます。
ふかふかしてちょっと楽しい行程!
そしてまた、しばらくこのまま微生物にお任せします。
10月ごろにはしっかり分解されて、腐葉土として使えるようになる予定です。
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コンポストに生ごみを投入しても、微生物の分解によってコンポスト内の土はほとんど増えません。
生ごみの養分を蓄え、微生物が存在する栄養分豊かな土になり
人間がちょっと手を加えて環境を整えることで、分解力が衰えることはありません。
でも!
養分いっぱいの土を使わない手はない!ということで
リサイクルプラザでは、微生物の生ごみ分解パワーを落ち着かせる「熟成」という行程を経て
植物を元気にする栄養たっぷりのたい肥として使っています。
生ごみも落ち葉や枯葉も、微生物のパワーで資源化!
植物が元気に育つ肥料として与え、おいしく頂き、食べない部分はまた微生物にお任せする。
まさに「資源循環」を一緒に楽しく体験するのがコミュニティコンポストです。
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たい肥にまつわる様々な活動を体験していただく企画です。
活動は年5~6回を予定していて(グリーンカーテンの植付~収穫、自家製腐葉土づくりや交流会)にはメンバーのご家族も一緒に参加できます。
みんなで楽しく、身近な資源循環を体験していきます。
2023年4月23日「コミュニティコンポストで生ごみ堆肥をつくろう」について